足立会会長 橋本 伸
薬の名をも菊の水 盃も浮かみ出でて 友に逢ふぞ嬉しき この友に逢ふぞ嬉しき これは、謡曲「猩々(しょうじょう)」の一節です。2022年6月10日、足立会第56回定期総会後の懇親会で、私が余興として披露したものです。新型コロナウイルスまん延以後、飲食を伴う交流会はすべて中止しておりましたので、懇親会の開催は3年ぶりの事でした。久しぶりに足立会会員や来賓の方々と顔を合わせて懇親することができ、まさにこの謡の意を実体感した次第です。 昨今、会議や情報交換の場はリモートツールの画面上ばかりとなりました。リモートツールの利便性に気付くことができたのは、新型コロナウイルスの賜物と言えるかもしれません。一方で、顔と顔を合わせて行うリアルなコミュニケーションの大切さも再認識させられました。 さて、足立会ではいくつか研究プロジェクトを実行してまいりました。新年度も、新たなプロジェクトを立ち上げるための予算措置をとっております。新たなプロジェクトには、出来るだけ多くの会員に参加していただきたいと考えております。足元では第7波の感染拡大が懸念されてるため、会員活動への参加に不安を感じる会員の方もおられるかもしれません。感染状況を睨みつつ、リモートとリアルをうまく併用してプロジェクトを推進してまいります。 足立会の活動から地域社会に対して有意義な提言を発信できれば、地域社会への貢献となるほか、足立会のプレゼンスをより一層高めることができると考えています。足立会は会員の皆様とともにコロナ後へ臨みます。これからも足立会の取り組みに関心を持って注目してください。よろしくお願いいたします。